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魔滅姫ミコト 〜受精必至の異種姦獄〜

製造元 : わるきゅ〜れ
税込定価 : 3,520
価格 : 3,278円(税込)
発売日:2020年12月25日
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発売日:2020年12月25日

メーカー:わるきゅ〜れ

メーカーリンク:HP
ジャンル:ADV
原画:ジェントル佐々木
シナリオ:闇鍋


【ストーリー】
世界各地に異界との扉が通じて数百年。
人ならざる種族――『魔族』との交流は世界の変容と共に恩恵をもたらす一方で、
魔族が絡む凶悪犯罪の増加をもたらした。

犯罪組織に所属する魔族たち、異国より流入する魔族たち、
それらと結託する人間たちの暗躍により、
いつしかこの国の首都・東京も犯罪都市としての顔を覗かせるようになる。

世界一安全な国と呼ばれた面影はどこにもない。

しかし、闇に覆われようとするこの国に光を灯すべく、
無辜の人々が少しでも多くの平和を享受できるために、
水面下で危機を防ぐ者たちがいる。

――雲ひとつない澄んだ夜空、満月がネオン煌く超高層ビル群を照らす。
そんな都心から少し離れた東京湾上では巨大クルーズ船の中で
盛大なパーティが開かれていた。

スーツやドレスに身を包んだ男や女たちが会話に華を咲かせる。
だが普通の社交パーティなどではなく、そこで行われていたのは、
何と若い女の人身売買オークション――
そこでは人知れず、犯罪組織の主催する下卑た宴が開催されていたのだ。

そんな席に参加している、美しいドレスに身を包んだ二人の
若い少女がお互いに目を向ける。

【美命】
「……ええ、分かったわ」

【美命】
「準備が整ったそうよエルミア。こちらの準備はできているかしら?」

【エルミア】
「当然でしょ。こっちは早くやっつけたくてウズウズしてるんだから
速攻で片付けちゃおう」

【美命】
「……偉大なる主よ。闇に光を当てし断罪の執行者である
我らをお赦し下さい」

【エルミア】
「……悪しき魔を祓い、神の加護と奇跡があらん事を」

【美命・エルミア】
「殲滅開始≪ミッション・スタート≫!」

刹那、窓が割られる音と同時に煙と閃光が会場内を支配する。
そして、外から、中の扉から侵入してきたのは……一体今まで
どこに潜んでいたのか。特殊スーツに身を包んだ男や女、
そして魔族の戦闘員たち。

彼ら彼女らは、社会に仇成す人魔を掃討する存在――
政府傘下の特務諜報機関『神槌<カミヅチ>』に所属する、
高潔な精神を持った人間と善良魔族が結集した選ばれし者たちだ。

その強襲作戦にはドレスから早着替えし、同じく特殊スーツに身を包んだ
御厨美命とエルミア・シュティーベルも含まれており、
特に美命は、『魔滅姫』の異名で畏れられていた。

先程までとは打って変わって、会場内は優雅さとは遥かに駆け離れた、
血と暴力にまみれた阿鼻叫喚の世界と化す。

闇のパーティに参加していた者の内、その多くは投降の上で無力化、
しかし、中にはその姿を本来の姿へと変貌させ抵抗する悪徳魔族や、
護衛の傭兵に命令して抵抗する人間もいた。

しかし、数多の犯罪組織と対決し、死線を潜り抜けてきた
美命たちたちは憶する事なく立ち向かい、
殲滅と拘束を繰り返して制圧していく。

【美命】
「……任務完了」

【エルミア】
「ふぅ、アタシらにかかれば楽勝だね。
ぶっちゃけ制圧に一分もかかってないんじゃない?」

【美命】
「さすがにそれは言い過ぎよ。そんな事を言っていたら……」

ザシュッ!

【傭兵オーク魔族】
「う゛ぐごぼぉっ!?」

意識をかろうじて保ち、反撃の機会を窺って倒れていた
魔族の首を愛剣『カザキリ』でひと突きする美命。
傭兵として雇われたオーク魔族は、
口から血と共に醜い濁音を吐いた後、動かなくなった。

【美命】
「こうやって、相手に隙を与えてしまうわよ」

【エルミア】 「さすがはミコちゃん。やる〜♪
『魔滅姫』は容赦がないね♪」

【美命】
「こんな時にその名で呼ぶのはやめて頂戴。
真面目な話をしているのよ」

【エルミア】
「にゃはは、ごめんごめん。でも、ちょっとびっくりだよね。
まさか相手が突然パワーアップしたもんだから、
さすがに魔族のアタシも少し構えちゃった」

【美命】
「これまで、こんな事はなかったわ。
怪しい薬を用いてくるなんて、敵も賢くなってきたと言う事ね」

戦闘を交える中で、敵魔族が取り出した謎の飴玉を口に咥えて噛み砕いた刹那、
突如として、腕力をはじめとする肉体の動きが活性化した。
気を抜いていれば、いくら百戦錬磨の美命たちとはいえ、
傷のひとつやふたつは免れなかっただろう。

【美命】
(……まさか、あの組織が絡んでいるのかしら?)

満月を見つめながら、ふと美命は自身の心に深い傷を遺した、
実態不明の巨大犯罪組織の存在が過ぎる。

――かくして、魔族が絡む犯罪は美命とエルミアたちの活躍により、
未然に防がれた。

だが、所詮はひとつの事件が解決されたに過ぎず、
美命たちと悪徳人魔との戦いに終わりはない。

――そして、その戦いは新たな局面を迎えようとしていた。

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